2017年8月26日発行 第21回研究大会集録
【巻頭言】北海道子ども学会 会長 大場信一
第21回大会テーマ「今、子どもの生きる力を再発見」
「子どもらしさ」や「子どものありのままの姿」を尊重することの大切さに気づきながらも、保育・教育の実践や日常生活の中では、時として、その方向を見失うことがあるのではないでしょうか。
子どもが子どもでいられるためには、子ども期の捉え直しや子どもに対する「寛容さ」を社会全体で作り上げる必要があると思います。子どもが自分らしく生きるためには、私たちは今、何が出来るのか―これが本大会のテーマです。
[記念講演会]
子どもと出会い直すということ ―臨床教育学の視界から
庄井良信氏(北海道教育大学大学院学校臨床心理専攻 教授)
[ポスターセッション]
異年齢保育の追跡調査③
家村維人・吉田行男(社会福祉法人光の園 発寒ひかり保育園)
学童保育所を対象とした特別支援教育に関連する地域連携についての調査研究
伊勢正明(帯広大谷短期大学)
斎藤公子のさくら・さくらんぼ保育 ~リズム遊びの観点から捉える~
上道あいか・水野佑菜・美馬正和(北海道文教大学)
斎藤公子のさくら・さくらんぼ保育 ~描画の観点から捉える~
丸山優奈・越坂綾菜・中島裕紀(北海道文教大学)
幼稚園における母親同士の関係性 -「共育」の概念による「自助的子育て支援」効果-
加藤直子・請川滋大(日本女子大学)
幼児に“まかせる”保育とは? -幼稚園年長児のフィールド観察を通して-
深沢佐恵香・請川滋大(日本女子大学)
入院児への遊びのボランティアを通して学生はどう成長したか
三上史・請川滋大(日本女子大学)
児童養護施設におけるライフストーリーワークの取り組み
大場信一(札幌南藻園)
[実践講座]
幼児期の特別支援教育
中村孝博(札幌市立かっこう幼稚園)
[分科会]
分科会A 「さっぽろ子ども・若者白書2016」(子ども・若者の未来を一緒に考えませんか)を読む
企画者:塚本智宏(東海大学札幌キャンパス)
話題提供者:沢村紀子(白書をつくる会 子育てネット)
塚本智宏(東海大学札幌キャンパス)
馬場雅史(子どもの権利札幌)
分科会B 子どもの基本的な生活習慣の形成の現状と幼稚園・保育所・認定こども園が果たす役割 ~十勝の子ども・札幌の子ども・八戸の子どもの育ちの検証を通して〜
企画者:橋本充久仁(帯広あおぞら所長)
発表者:工藤ゆかり(帯広大谷短期大学 社会福祉科 講師)
差波直樹(八戸学院短期大学 幼児保育学科 講師)
市原 純(帯広大谷短期大学 社会福祉科 助教)
分科会C 3歳児の育ちの研究 -北海道の子どもの発達と保護者の生活と意識-
企画者:品川ひろみ(札幌国際大学短期大学部 教授)
報告者:深浦尚子(札幌国際大学短期大学部 准教授)
野崎剛毅(札幌国際大学短期大学部 准教授)
山内太郎(札幌国際大学短期大学部 講師)
[北海道子ども学会から]
【資料】会則・学会設立の趣旨と入会の呼びかけ・研究の構造・子どもロジー投稿規定・役員・編集後記